「大人の中耳炎はたちが悪い。」小耳にはさんだことはありませんか?この度、私、身をもって体験いたしました。というか、3週間以上経ったのに、まだくすぶっているんです。現在進行形です。看護師でありながら、私自身が中耳炎になってしまうなんて…。お恥ずかしい。
 
 次男君が夏風邪をこじらせて肺炎疑いだった同時期、私もくしゃみと大量の鼻水が出ておりました。毎回片鼻ずつかんでいたのですが、ある夜、鼻をかんだところ、片方はふさいでいて、もう片方は詰まっていたがために、圧が一気に左耳にかかったらしく、耳の中で「ぱきーん」と聞いたこともない音がなりました。大人になってから耳掃除で傷めて外耳炎らしきものにはなったことがありましたが(自己診断・自然治癒)、こんなに鼓膜にダメージを与えた感がすごいのは初めて。ただ、痛みは少しあったもののそこまでひどくもなく。

 しかし、翌朝起きると、耳の痛みと耳に膜がはったような違和感が。耳の奥というよりは、その周りの骨に響くような痛みです。そして、午後から痛みは徐々にひどくなっていき、夜には耐え切れないような激痛へと変わりました。旦那さんを薬局へと走らせ、とりあえず痛み止め購入。薬剤師さんでないと売れないやつね。それでも痛みは強くて、6時間なんてもちません。もー、辛い!

 そして、さらに翌朝になると、なんと淡血性の耳漏まで出てきたではありませんか!もうパニックです。痛みもすごい。耳の中がとんでもないことになっているに違いない。ただ、こういう時に限って日曜なんですよねー。必死に痛みを堪えつつ、ネット検索したところ、なんと!日曜もやっている近くの耳鼻科のクリニックを見つけました。ラッキーです。「これで楽になれるのね。」と、痛いながらも安堵感に包まれ、とりあえず長男君の野球の遠征でグラウンドまで送っていった旦那さんを呼び戻し、クリニックまで向かいます。…とここまではよかったのですが、着いてみたら無常にも休診の張り紙。
もう怒る元気もありません。耳鼻科の休日担当の病院を探さないといけません。一旦受診モードになった気持ちはそう収まりません。夜間休日の担当を教えてくれるところがあるのでそこに電話してみたり、ネットで探してみたり。一応耳鼻科を診てくれるところを見つけられましたが、1時間以上は車でかかりそう。旦那さんは長男君の試合が見たいとのことで、私は車で2時間ほど痛みに耐えながら横になって待ちました。長男君の試合なんてどうでもいいくらいしんどい。めまいも軽くします。

 ようやく試合が終わり、休日対応の診療所に行きます。診断は急性中耳炎。ここからがまずかった。授乳中なのでということで弱めの抗生剤とカロナールをもらってしまったのです。翌日になって数時間だけ耳漏が止まりましたが、再び耳漏はドクドクと出てきます。仕事中も綿球を耳に詰め働きました。耳鳴りも始まりました。痛みも6時間持たずに痛み止めを飲む感じです。カロナール2錠では3時間くらいしか効かないので却下。

 月曜の仕事帰りにクリニックに寄ったところ、「大人の中耳炎は珍しい。月に1人いるかってくらい。しかもこじれるよ。もう大きい病院で見てもらった方が早いと思う。」とのことで、翌日お休みをいただいて総合病院にいくこととなりました。クリニックでやったその前の週に1週間次男君の看病でお休みしているというのに。

 病院に行く頃には耳漏は最高潮に出始めました。診察中は痛み止め飲んだと思えないほど激痛。耳漏を吸ってもらう時に皮膚に触れただけで、涙が止まらないくらい痛くて、震えました。カメラを入れるにも痛さで震え、真っ赤になった耳の中の映像を見て、一気に血の気が引き、座っているのも無理でストレッチャーで横にならせてもらいました。でも、耳漏で見づらいとはいえ、鼓膜には穴が開いているように見えないんですって。とはいえ、耳漏がこれだけ出ているのはどこかしらは開いてるのでしょうって。急性中耳炎の重めのものという診断をいただき、断乳をして、抗生剤2剤で叩くこととなりました。すると、丸1日たったら耳漏がぴったり止まりました。痛みはまだ強いものの、日に3回の痛み止めで抑えられるようになりました。ただ、まぁ耳が聞こえない。耳漏が止まったら、今度は耳の中で色んな音が反響してしまって、うまく聞き取れないんです。人の声を抜き出して聞き取れず、他の雑音に飲まれてしまいます。聞きなおしもしまくるし、集中力も続かない。

 そんなこんなで1週間。その頃には痛み止めは日に2回まで減りました。でも耳の奥には水が溜まっている感じがします。聞こえなさや圧迫感も続いています。受診すると、鼓膜の炎症はだいぶ減ってきたとのことで急性と慢性中耳炎の中間とのこと。でも、まだ鼓膜切開するにはまだ早い時期とのことで、内服は飲みきり中止で点耳薬が開始になりました。あー、長い!次男君も耳漏出たことあるけど、1週間くらいで治ってた気がするのに。

 点耳薬でそこから1週間半。痛み止めはいつの間にか飲まずに耐えられるようになりました。耳閉感と圧迫感、聞こえづらさは続いています。しかも、3日ほど前から、あくびなどをしようとすると、耳の奥でパカッとかバサッとかいう音が何回もなるようになって、非常に気持ちが悪い。あくびを小出しにせずに1回で最後まですると、耳がぼわーんとなって、より聞こえなくなります。鼻をかむとボホーッと耳の奥で音がして、鼓膜が動いてるっていう感じがします。嫌な感じ。耳管の問題なのか、滲出性中耳炎に移行しているのか。本などで色々調べても、痛みとかは経験しないとやっぱりわからないもんなんですよね。ちょっとくらい病弱な方が、患者さんの気持ちがわかるのでしょう。ただ、あまりに病弱じゃ看護師はやっていけないのですが。さて、私を待ち受けるのは鼓膜切開なのか、それとも通気なのか。

 正解は、強い炎症により、耳管が浮腫んで狭くなっているので、通気をする。でしたー!ただ、滲出性中耳炎の可能性はまだあるとのことで、もう少し様子を見るとのこと。担当の若い先生では激痛を伴うも通気が出来ず、ベテランの先生によって通気をしたのですが、うーん、まだ劇的に改善はされない感じ。そもそも直後に効果を聞かれても痛くてよくわからないし。ベテラン先生にやってもらった手前、若い先生は「改善しましたよね?」と結構な圧で聞いてきたけど、嘘はつけません。でも、鼓膜はきれいになったので点耳薬も終了となり、1ヵ月後にフォローということでひとまず終了。あとは、耳管が元に戻るのを待つということになりました。自分の自然治癒力に期待です。大人の中耳炎、少ないという割になんの因果か同じ時期に病棟でもう1人出ましたが、その人も3週間以上かかってます。皆様もご注意くださいね。  
 
 


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